皆さんご機嫌よう。
今回はハロープロジェクトの(比較的)新星アイドルグループ、ビヨーンズの舞台の観劇レポと、それに関するブログの紹介記事になります。
コロナの影響で延期しつつも、10月18日に無事千秋楽を終えたハロプロ演劇女子部「アラビヨーンズナイト」の脚本・演出家の太田善也という方の「アラビヨーンズナイトを終えて」というnoteの内容で今回の上演の知られざる裏側を知りそのアツさに非常に感動したので、自分も観に行った舞台の感想とあわせてその内容について共有しようと思います。
実は、金額も決して安い舞台ではないのでチケットをとるのを迷っていましたが、観た友人から熱烈に勧められ急遽チケットをとり観に行きました。仕事の後でくたくた&徹夜の資格試験勉強の後で激疲れ(無事合格しましたが)でしたがなんとかねじ込むことができました。次は万全の状態で観に行きたい。
ともあれ、結果、大満足でした。やっぱりビヨーンズは最高のグループです。
アラビヨーンズナイトってどんな舞台?
脚本・演出:太田善也さん
今回の「アラビヨーンズナイト」の脚本・演出は太田善也(おおたよしなり)さん。
太田さんはハロプロとは非常に縁が深く、石田亜由美さんのスネフェルのイケメンっぷりが話題になった「ファラオの墓」やビヨーンズメンバーも出演していたハロプロ演劇女子部「タイムリピート」「リボーン~命のオーディション~」の脚本もやっていた、いわば演劇を中心とした活動を行うビヨーンズの「師匠」であり「親」とでもいうべき存在の方です。
タイムリピートやリボーンの演劇で築き上げたビヨーンズメンバーと太田さんとの深い関係性を考えると、コロナによる中止を乗り越えてなんとか上演にこぎつけた今回の演劇、もう、上演が実現できている事実だけで泣けてきます。
音楽:和田俊輔さん
これまたハロプロととても縁が深い方で、ファンからも非常に愛されている作曲家、編曲家さんですね。
自分が大好きな「LILIUM -リリウム 少女純潔歌劇-」の作曲もやられています。最近自分も記事に書いた音楽朗読劇の音楽もこの方が担当されています。
作品の世界観に合わせてゴシックだったりポップだったり、ドラマチックな音楽を作曲されています。アラビヨーンズナイトでもその実力を遺憾なく発揮されており、アラビア感がありつつビヨーンズの良さが活きたキュートな味のある劇中曲を仕上げています。
今回特に心に響いたのは、シャハリヤールとシェヘラザードで歌う「あの頃」ですね。夜の砂漠から見上げる星空のようなロマンチックな楽曲でした。
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アラビヨーンズナイトのあらすじ
アラビヨーンズナイトはその名の通り「アラビアン・ナイト」を元にビヨーンズに合わせ現代風にアレンジした話になっています。
アラビアン・ナイトの物語をざっくり説明すると、次の通りになります。
アラビヨーンズナイトのあらすじは以下のようになっています(公式から引用)
アラビアンナイトに入り込んだ、現代の女子高生。
アラジンやアリババ、シンドバッドたちと力を合わせ、最高の物語を作り出せ!
煌びやかで、妖しくて、とっても不思議で、最高に楽しい。
それが…… アラビヨーンズナイト!(演劇女子部「アラビヨーンズナイト」公式サイトより引用)
かなりざっくりしているのでもう少し細かく説明すると、アラビア世界にタイムスリップした女子高生の「荒井美鈴(西田汐里)」と「内藤しとね(岡村美波)」が、アラビア世界のシェヘラザード(山﨑夢羽)と協力して気に食わない人間をすべて石にしてしまう恐ろしい王「シャハリヤール(前田こころ)」を感動させる物語を生み出そうと奮闘する・・・という物語。
シンプルですが、噛み締めると沁みるものがありますね。心に響く物語とは何か?そこに愛はあるのか?彼女たちの等身大の姿や心の奥のアツさが伝わり、改めて「人の心を動かすもの」について考えさせられましたね。
そしてこの物語の魅力はなんといっても劇中劇の「生」感ですね。観客の反応もリアルで、りか様武道館のネタやうーたんの科捜研ネタなどタイムリーなセルフパロディーもありつつ非常に盛り上がっていました。観客と演者の一体感も舞台の大きな魅力ですね。
ビヨーンズにしかできない劇
役割としては主役(しおりん)、ヒロイン(ゆはね・前ここ)といったものがちゃんとありますが、全員が全員主役を食うような個性を発揮しておりしっかり目立つという、ビヨーンズらしさ全開の、ビヨーンズでなくては実現できない劇だと感じました。
特に、物語中の「物語」をアリババやシンドバッドが演じる場面。
ビヨーンズは人数は比較的多いグループですが全員が全員個性的でエッジが効いており、男前の役、コメディ、シリアス、音響と様々な役割を演じ分けられる点から今回の「物語の中に多数の物語をはらむメタ構造」が非常にマッチしていると思いました。
ある意味では「コント師が作り上げるコント」に近い構造で、ひとつひとつのコントが独立して観ても非常に面白いという。
通常おふざけの部分はだらだら~っとしてしまいがちですが本気で役に向き合って演じている、アドリブが挟み込まれる点から観客もくぎ付けにならざるを得ない=部隊ならではの生の緊張感があると、確かな実力のあるビヨーンズならではの面白さが存分に発揮できている舞台でした。
アラビヨーンズナイトで個人的にツボに入ったところ
観劇時気づかなかったが、前半のコメディー部分(S4など)、回ごとに違うところがかなりあったらしいですね。アンケートやtwitterでの募集意見が取り入れられ、演者も観客も反応がリアルで、時々滑ったりもするのも含めて最高でした。自分が行った16日の回はうーたん科捜研出演決定の日だったので、観客が科捜研ネタで大喝采でした。
ツボに入ったところを箇条書きで挙げてみる
- 最高の音響ほのぴの冒頭の歌声
- 全員歌唱シーンは圧巻
- 完全にふざけ倒しているF4(S4)ネタ
- 前ここのイケメンボイス
- 夢羽さんのドラえもんネタとくるみんのツンデレ感
- いっちゃん綺麗、声が相変わらず透き通っていた
- 科捜研ネタで拍手喝采(うーたんが科捜研に出演が決まった日)
- みいみ、いい子
- いつも以上に美葉さまがちょけていた(最高)
太田さんのnoteについて
脚本家の太田さんのnote
内容が素晴らしい!!メンバーへの愛や舞台への想いに溢れた名文です。
- この舞台は4月に上演予定だったものが延期となったもので、再開からなんと13日しか稽古ができなかったということ
- 延期の影響で舞台セットがかなりシンプルになりパフォーマンスがなくなったこと
- いっちゃん腰が腰を痛めた時の裏側(ここが非常にアツい)
このnoteで初めて知った事実がいくつかありますが、すべてに愛を感じて美しいですね。ビヨーンズのメンバーも最&高です。
上記の事柄も含めてこの「アラビヨーンズナイト」という作品を捉えると、更に泣けてきます。本来は劇中でパフォーマンスも予定されていたということで、不思議の国のアリスたちのようなパフォーマンス×歌劇の形式になる予定だったのかもしれませんね。太田さんの書くように、リベンジも期待したいところです。
非常に良い記事なので、ビヨーンズのファンはぜひ読んでほしいと思いました。今後も見逃せないアイドルグループだと思います。曲もめちゃくちゃいいですよ。
2021年3月3日(2ndシングル発売日と同じ)に、『アラビヨーンズナイト』待望のDVD発売決定!
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もちろんサウンドトラックも要チェックですよ!↓
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