皆様ご機嫌よう、ごいちです。
本日の記事では雑記ブロガーに立ちふさがる永遠の壁「カテゴリー分け」について紹介していきます。
Googleアドセンスの審査やSEO、サイトの離脱率のことを考えると、サイト運営における「カテゴリの設定は非常に重要」である。
というのはよく聞く話です。
とはいえ、テーマの絞られた特化ブログならともかく、テーマが雑多でカテゴリごとの記事数が薄くなりがちな雑記系ブログの場合、どうカテゴリー分けすればいいのかわからない!と悩むブロガーは結構多いのでは?
カテゴリー分けに関して、例えば以下のように悩む方は多いはずです。
- カテゴリを整理するタイミングはいつがベストなんだろう?
- テーマの数が多くカテゴリもかなり膨れ上がってしまう=何種類に絞ればいい?
- 親カテゴリー、子カテゴリー、タグの使い分け方がよくわからない。
- カテゴリー整理の方法や手順は?どうやればいいの?
カテゴリ分けの方法について説明するサイトは数多くありますが、雑記ブログにおけるカテゴリー整理の具体的な例について載っているサイトは少ないように感じました。
ということで、雑記ブログを運営する筆者が実際に自分のブログのカテゴリー整理を行った経験をもとに「雑記ブログにおける理想的なカテゴリー整理の方法、筆者が行ったカテゴリー整理の実例、タグ・親カテゴリ・子カテゴリの使い分け」について紹介していきます。これからカテゴリ整理を行う方のヒントになれば幸いです。
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そもそもなぜ、カテゴリーを整理する必要があるのか?
訪問者の直帰を防ぎサイト内回遊を促す効果
少々ややこしい言葉を使いましたが、要は「より多くの記事を読んでもらいやすくなる」効果が望めるということです。
訪問者がブログを訪れる理由は様々ですが、筆者のファンやよほど筆力にほれ込んだ人でない限りは、雑記を目的として訪れる人はほぼゼロと考えてよいでしょう。そのため、カテゴリー分けが適当だと、せっかく記事でアクセスを集めたとしても、
「目的の記事のみ読んだら満足」
してしまい、単一の記事で離脱される可能性が高くなってしまいます。
これが、雑記ブログが特化ブログに対し直帰率が高くなり、検索エンジンからの評価が不利になりがちな原因の一つですね。
ブロガーであれば「ブログ運営」、英語の勉強がしたい方であれば「英会話」等、検索をしサイトにアクセスするには何らかの理由があるかと思いますが、カテゴリーによって記事がある程度分類分けされており、その分類が訪問目的と合致した場合、関連記事への移動や定着、サイトをブックマークしてのファン化につながる可能性が出てきます。
これが、カテゴリーの持つ大きな役割ですね。
となると、訪問者の定着や回遊を促したい場合、カテゴリー名は「訪問目的」≒「検索ワード」に合致するものを設定した方がよいということになります。
例えば、ブログカスタマイズに関する記事を多数用意し、検索からの流入が多く見込めるブログの場合は「ブログカスタマイズ」のカテゴリを用意しておくと、カテゴリーから関連記事に飛ぶ可能性が増える可能性がある、ということですね。
カテゴリー整理を行うタイミングはいつがベスト?
カテゴリーの整理の理想のタイミングはブログ開始前がベスト。だが・・・
ある程度記事が溜まってから再度整理がオススメ
ブログ開始時にカテゴリーのイメージが湧かずとりあえず雑記ブログにしている方は、まず10~20程度記事を書いてみることをお勧めします。
ある程度の記事が溜まってからカテゴリーの整理を行うことで、記事数の多いカテゴリーや少ないカテゴリーがハッキリしてきます。
カテゴリごとの記事数を見ることは、ブログの方向性を定める手助けにもなります。
コンセプトや方向性がない単なるアフィブログは、アクセスする訪問者にとっても魅力が薄いですが、著者の強みを活かしたサイトは、その強みが訪問者にとって有用なものであれば魅力的なサイトになります。
ある程度方向性が定まったら「メインのカテゴリ1~2個」+「サブのカテゴリ2~5個」で構成する「特化寄りの雑記ブログ」への方向性変更もおすすめです。雑記でアクセス数や自分の書きやすい記事を把握した結果特化ブログの運営を始める方もいるようです。
カテゴリーとタグの使い分け方法について
分け方を考える上でまず理解しておきたいのが、カテゴリーとタグのそれぞれの特徴と違いについてです。
ブログの記事はカテゴリーごとにグループ分けして分類できますが、それとは別にWordpressや各種ブログサービスでは記事へのタグ付けの機能もついています。
それぞれの違いや使い分け方がよくわかっていないと、「ブログ運営」カテゴリの記事に「ブログ運営」タグが付いていたりとカオスなことになります。(自分のブログがそうでした)
カテゴリー=ファイルケース タグ=付箋 に置き換えて考えるとわかりやすい
オフィスにある棚の中にあるファイルケースとファイルの付箋をイメージするとわかりやすいかと思います。
カテゴリ | タグ |
本棚の中のファイルケース | ファイルケースのファイルに付ける付箋 |
カテゴリの特徴は階層構造を持てること
カテゴリの最大の特徴は「階層構造」を持てるところです。
例えば
のような3階層を作ることができます。この場合、「感想」が親カテゴリ、漫画が子カテゴリになります。子カテゴリがさらに子カテゴリを持つことも可能です。カテゴリーの設定例を見ながら説明していきます。
例えば漫画や映画の感想を載せているブログの場合、カテゴリーを以下のように設定することができます。
カテゴリーは大きな分類、タグは小さな分類に使い分けるとよい
タグ:鬼滅の刃、進撃の巨人
1記事あたりのタグの個数はどれくらいがベスト?
1記事につける理想的なタグの数は3~5個といわれています。が、運用して間もないタイミングなど無理につけるとカオスになります。あくまで記事が溜まってきた時の索引用にするのがよいと思います。
できあがったタグをクリックしても関連記事がないと訪問者にとっては不便な仕組みになってしまいます。
また、あまり整理されていないタイミングで付けると ブログの運営 ブログ運営 Blog のタグがそれぞれ別にできたりとわけがわからないことになる場合があります。はじめのうちは無理につけなくてもよいと思います。
カテゴリーとタグの重複はあり?
重複しないように構築した方がわかりやすいです。
カテゴリーの方がページとしての重要度が高いので、タグはあくまで補助として設定し、なるべくカテゴリーと被らないように作成しましょう。あまり複雑な構造にすると、作成の際にも混乱しがちです。
実際にカテゴリー整理をした手順と実例を紹介
手順1:書きそうな記事や得意分野の分類案を片っ端から記載していく
自分の得意分野や書きやすい記事の内容を考えながら、まずはかたっぱしから候補を挙げていきましょう。ノートなどに書きながらやっていくとイメージが湧きやすいです。この段階では大きくまとめることや絞ることを考えず、「タグ」を考える時のように細かい分類を挙げていきましょう。
筆者が列挙したもの(実例)
手順2:ざっくりと親子階層に分類分け
映画の感想
好きな音楽等
好きなアイドル
プレイしたゲームの感想
ネットショッピング
購入したガジェットの紹介
読書の感想(小説、ビジネス本
メルカリ・せどり
サイト制作
Amazonアソシエイト
株式投資
ココナラ
ポスターデザイン
チラシデザイン
名刺デザイン
ウェブデザイン
筆者のファッション紹介
筋トレ
ストレッチ
メルカリ
ごいちのコスパクッキング
お得なショッピング
トレンドニュース
社会情勢・政治
営業テクニック
セールスフォース構築
この時点である程度絞れてきましたが、「ブログ運営」「ブログデザイン・カスタマイズ」等まとめた方がよさそうなものや、書く予定はあるものの記事数が全然ないもの(デザイン系など)が見えてきました。
手順3:分けた分類を見て似ているものや記事数の少ないものをまとめる
作ったカテゴリを消去するより、大きく分類したカテゴリを分ける方が後々の影響が少ないので、最初はざっくりと割り振っておき、記事が増えた段階でまた整理するのがおススメです。ということで、まとめられるものはここでまとめてしまいましょう。
筆者の場合、強みを活かすという意味では認定アドミニストレーターの資格が活かせるセールスフォースネタや、営業販売実績を活かせる営業テクなどカテゴリーを用意しておきたいところですが、現状では記事がないので、「ビジネス・IT」と「副業・稼ぐ系」をまとめてしまいます。
食事の工夫や育毛剤やマッサージなど様々な体験を共有できるので記事に書きたいことは山ほどありますが、「美容・ファッション」も現状では記事が少ないため、「節約・コスパ」をまとめてしまいます。
似た分類や記事数の少ない分類をまとめることで、ある程度すっきりします。個人的にカテゴリ数は5~6個がベストだと思います。それ以上多いと訪問者が混乱する可能性があります。
上記の方法でカテゴリー整理を行った結果、以下のようになりました↓
得意分野に注力し、薄い分野は思い切って切り捨てる「特化型雑記ブログ」
まとめ
- カテゴリー整理を行う理由:サイト内の回遊を施す効果が見込める
- カテゴリー整理を行うタイミング:早い段階で行うのがベストだが、記事数がある程度だ溜まったタイミングで再度行うとよい
- カテゴリーとタグの使い分け:カテゴリーは大きな分類、タグはより小さな分類で使うとよい
- カテゴリー整理の手順:①細かい分類の案を列挙 ②列挙したものを親子階層に分ける ③挙げた案を更にまとめる