皆様ご機嫌よう、ごいちです。
皆様は時計は好きですか?
今や価値観が多様化しており、時計を購入する動機も人によって様々かと思います。お金持ちでもApple watchをつけている方もいますし、むしろつけないという方もいたりします。あるいはローンで高級時計を買う新卒のビジネスマンがいたりします。
例えば総資産額ランキング常連のあのビルゲイツはCASIOのクオーツダイバー(6,000円前後)を付けていたこともあるようで、価値観により付ける時計は様々ですね。
今回は自分の求める要件に合わせ
- 予算〜10万円前後(よければもっと高くても手を出すかも)
- 国産
- メタルバンド
- ビジネスでも使えるシンプルで品があるデザイン
上記の条件で腕時計を探してみました。
探して気になったものを10選紹介していこうと思います!
腕時計が欲しくなるワケ
人が時計を求める理由は様々かと思います。
- アクセサリーとして
- 機能性を求めて
- 見栄・モテ
- ロマン
単に機能性だけを求めるならばゼンマイ仕掛けの自動巻きの時計よりも、高性能で軽量なソーラー電波時計やApple watchなどのスマートウォッチを使った方がいい人と感じる人の方もいるかと思います。それでもゼンマイ仕掛けの自動巻き時計に惹かれたり、高価格の宝飾時計に惹かれる人が一定数いるのは何故なのか。
・・・あまり時間を気にしない筆者がわざわざ時計を買うのはなぜなのか?
オシャレ、浪漫、美栄。理由は人により様々・・・。
機械仕掛けの時計を求める心は、電子書籍がある時代に古本屋に行き、かすれた本を求めに行く心理と似ているかもしれない。
時計探しは、伴侶探しに似ている
「職人技」が詰め込まれた時計には、心くすぐる何かがあります。自分が営業職をしていた頃、尊敬する上司から
「いい時計をたくさん見ろ。上質なものに触れて目を養うことは、仕事にとって、男にとって、必要なことだ。」
と言われたことがあります。
当時は意味がわかりませんでしたが、今になって思うことは、ビジネスにおいても人生においても、「原動力」となるものは常に必要であるということ。
そして、価格も質もピンからキリまである時計は、その「原動力」として非常に優れた商品だということです。
いい時計に巡り合った時のときめきは、素敵な女性と巡り合った時のときめきとよく似ています。
ときめかない人間に継続した努力はできません。
新しいガジェットや、新しい巡りあいにときめいてこそ、男は自分を磨く気になるし、自分を磨くからこそ、年をとるにつれ魅力が増していく。
人事活動を通し多くの「人」を観てきましたが、変態は仕事ができる人が多いし、欲深い人ほど成長し、昇進していきます。人生を能動的に楽しむことへの欲がない人に仕事はできません。自分はそう考えています。
ということで、能動的に楽しむべく、上質な時計探しの旅をはじめました。
国産時計は本当にダサいのか?
上記のような動機から時計を探してみましたが、メーカーや種類がたくさんありすぎて検討もつかない。
高級時計には憧れるが、どうも「ロレックス」などの高級時計は時計好きだけでなくモノの価値がわからない金満家が投資価値目当てでつけていたりして、いけ好かない感じがしてしまいます(個人的な見解)
日本人は食品などでは「メイドインジャパン」を崇拝するのに、車や時計では「国産?ダサくない?」という層が一定数いますが、日本人の「敗戦で植えつけられた欧米諸国への劣等感と欧米諸国の養分気質」が見えてしまい悲しいです。
自分は長期間ドイツに住んでいましたが、ドイツではそこら中走っている安い国民車が、日本に来た途端中流階級が喜んで乗り回されているのを見て、国によってこうも変わるのかと愕然としました。
自動車販売の経験上、国産の方が圧倒的に長持ちするし修理代も安いのにな。と思いつつ・・・。
その一方で、海外モデルに惹かれてしまう気持ちもわかります。
セイコーなどと比較しても、北欧やイギリスの時計は、なんだかデザインが洗練されているように見えるのです。
でもどうでしょう。エンブレムを付け替えてみては。
ルノーのカングーにトヨタのマークつけたらもうファンカーゴだし、ビートルに日産のマークつけたらマーチじゃないの。ロレックスのサブマリーナーにセイコーのマークつけてみたらもうセイコーじゃないの。
なぜあえて輸入や販促コストがかかり高額になった製品を購入するのか。
むしろこち亀の中川のようにグランドセイコーをつけていたり敢えてのセイコー推しの人の方が、モノの本当の価値がわかっているような気がしてよいではないか。
生まれた国の伝統と技術力をもっと誇ろうぜよ。
日本を・・・取り戻す!
そのような理由から、国産且つ洗練された時計を中心に探すことにしました。
国産時計にも様々なタイプがありますが、自分が気になったメーカーは「セイコー」「オリエント」でした。
シチズンは名前があまり好きではないのと、グランドセイコーはロゴがあまり好きではないという個人的な理由もありつつ。探してみるといまいちなデザインも多く逆輸入の時計が気になってきたりと結構矛盾が生まれることもありました。
ときめく国産時計探し、開始。
メタルバンドで探す
革バンドは好きですがすでに持っていたので、夏の暑い日にもビジネスで使えるメタルバンドを探しました。自分はシンプルで品格のあるデザインが好きなので、
「青、白、黒、緑といったあまり派手ではない文字盤のメタルバンドの時計」
で探すことにしました。
予算は12万以内
予算は、ときめけば12万、できれば2~3万ぐらいに抑えたい。といったところで、少々幅を持って設定。
とうことで検索してみました。自分は大人のおしゃれは引き算と考えるタチですがどうもデザインが無骨というか無駄にゴチャゴチャしていたり洗練していないものも多い気がします。
購入候補をピックアップ
候補1:セイコー プレサージュ カクテルシリーズ
その名の通りカクテルグラスをイメージした文字盤が特徴的で高級感がある。細く繊細な針と全体的にシンプルにまとめられたデザインが上品でよい。
ブルームーンをイメージしたという青のタイプも、グラデーションがかかっており素敵。こちらは自動巻で値段が少し高くなっている↓
防水仕様、もっと高くてもいいんじゃないのという価格。
候補2:セイコー プレサージュ シャープドエッジシリーズ
文深い色合いが上質でシンプルながらエッジが効いたダイヤルのシルエットが最大の特徴。
ダイヤルは日本伝統の麻の葉文様になっており、散りばめられた「和」の美意識が心をくすぐる。駆動は自動巻き、風防はサファイアガラスを使用の高品質モデルながら、価格は抑えられている。
こういう、全体的にシンプルにまとめられていながら個性が光るデザインは好きだ。シンプルなのでビジネスマンにも向いていると思う。深緑のタイプも上品で良い。
ちなみに発売は2020年9月11日。
候補3:セイコー プレサージュ ベーシックライン
購入候補3つ目にしてプレサージュが3つ並んでしまっているが、とにかくこのシリーズ、シンプル低価格ながら高品質で非常にコストパフォーマンスがよい。
海外の時計だとこの3倍はするのではという値段で販売されている気がする。
こちらも低価格ながら気品漂うデザイン。
2年前のモデルにつき売り切れは注意。放射模様のダイヤルが光に当たると反射して輝き綺麗かつ、主張しすぎない上品さがよい。どことなくクラシカルな雰囲気も素敵だ。
候補4:オリエント ダイバースタイル
定番のデザインだが驚くのは質感の高さに対して安価な金額!風防はサファイアガラス。
こちらはRN-AA0808E kamasuグリーンというモデル。
カマス(魚の名前)の名の通り、少し青みがかった緑がカッコいい。あまりない色合いだと思う。針の形もシャープで細長くカマスの切れ味を感じる。どことなく和を感じるその色味と意匠が素敵。
一方こちらは、落ち着いた深緑が大人っぽいデザイン。
これをつける男性は、見栄を張りすぎない自然体な大人の魅力が際立つかも。
もっと安く似たような時計を探している場合は ダイバーデザイン(RN-AA0914E)がさらに安価で出ています。
定番のダイバースタイルにも目がいってしまう。
リュウズの位置が4時方向になっており腕に干渉しないようになっている。
1つくらい持っておいてもいいかもしれないと思わせる価格帯が魅力だ。
候補5:SEIKO 5 SPORTS SBSA013
こちらはSBSA013というモデル。
セイコー5は海外でも人気のモデルで偽物も多く出回っているらしいので買うなら新品を買うのがおすすめだ。
安価な値段に対し高い質感とデザイン性がメイドインジャパンを感じさせる。特にダイヤルの質感がややマットで美しい。ポロシャツなどややスポーティな服装にも合う汎用的なデザインだ。
候補6:オリエントスター レトログラード RK-DE0301L
昨年出たモデル。
扇状のインダイヤルが深みのある青でダイヤルの青とコントラストになっており、まるで太平洋の海中のような深みがあり、美しい。オリエントスターの青色は品があって良いものが多いと感じるがいかがか?
ここまでインダイヤルがあると情報量が多くゴチャゴチャしがちだが、こちらはシンプルにまとめており品のあるデザインになっている。
レトログラードは反復運動のある針のことをさすそうで、曜日部分が月曜になると始点に戻るというゼンマイの動きがなんだかユニーク。円形にするのと比べ省スペースの意味もあるようだ。
価格はまあまあだが、質感が非常に高くシンプルながらしっかりとした個性があるので、面白い時計だと思った。
候補7:オリエントスター ムーンフェイズシリーズ
多少高価なモデルだが、こちらはRK-AY0002Sというモデルで非常に安くなっている。
ムーンフェイズはオリエントスターの中でも人気のモデルで結構数が出回っている。問題はやや情報量が多いためつける人によっては個性がバッティングするところだ。
自分がつけているところを想像したが、目力な強めな自分が少しアクが強くなりすぎるような気もした。
こちらは時刻表示がないのでムーンフェイズの中でも比較的シンプルなデザインになっている。
結構ロマンチックなデザインで好きだ。
候補8:オリエントスター セミスケルトン RK-HH0004B
ダイヤルにオリエントスターのマークがさりげなくズラーっと掘られていて高級感がある。
30万くらいしそうな高級感のある意匠ながら10万円を切るコストパフォーマンスの良さが魅力。技術は詰め込まれているもののゴチャゴチャしていないので色々な服に合いそうだ。機構が見えるのがロマンをくすぐるデザイン。
候補9:オリエントスター モダンスケルトン RK-AV0114E
これまで紹介した時計よりもやや個性が強く、人と違う味を求めたい人にも最適。
機械式ならではの中が透けたデザインは特別感があっていい。また、スケルトンモデルはがっつりすべてスケルトンになっているものも多くあるが、こちらはある程度のスペースでまとまっているため少し落ち着いた印象もある。つまり、程よいバランスだ。
ゼンマイの残り量がわかるパワーリザーブインジケータは、個人的には必須の機能だ。毎日つけるわけではない方にとって残り量が把握できるのは非常に便利。
候補10: オリエントスター スタンダード WZ0351EL
ダイヤルの縦に線が入ったネイビーの意匠に深みがあって美しい。
ピンクゴールドの針とコントラストに品格が感じられる。それでいて値段は 10万に収まるパフォーマンスの良さ。
以上、筆者がすすめる12万以内に収まるシンプルながら品格のある時計10選でした。
選ばれたのはスタンダードでした
そして筆者が購入したのは、候補10の、オリエントスタースタンダード。
ということで写真を撮ってみたので紹介してみる。
直径39mmで大きすぎず収まりもよい。写真だと光が反射しているが実際はダイヤルはもう少し濃い青になっている。光や自分が反射して非常にとりづらい。時計よりもまずカメラを変えた方が良い気がしてきた。
つけてみた。
裏側。
スケルトンで動く度に中もチロチロと動いてロマンチック。
実用性の部分でいうとパワーリザーブインジケータがありゼンマイの残りがわかるのが実用的。またリュウズが4時方向についているため腕に干渉しづらくなっている。
こちらはネットにて安く購入できたが、この価格帯でこの質感、驚きとしかいいようがない。他の人にも勧めたくなるよい時計だった。
まとめ
シンプルで10万円いないに収まる、おすすめ時計を紹介していきました。
個人的に、奥さんに財布を握られている方など家庭のある方は30万円以上の時計を買うと肩身の狭い思いをしがちなイメージがありますが、オリエントスターやセイコーの時計の価格帯や価値を知らない方が多いので、
「仕事用に買ったよ〜♫」
といってもギリギリ許されるラインのものが多いような気がします。
・・・そんな家庭事情を抱えた方にもおすすめですね。(笑)
そして時計のロマンは購買意欲をいい具合に満たしてくれるでしょう。
難点は、いいものに触れると、さらにまたいいものが欲しくなること。物欲限りなし。ただ、それが仕事や人生の原動力になるのであれば、よいことではないでしょうか。
特に今はデフレの時代ですから、欲しいと思うものを買ってしっかりと経済を回すことは日本社会にとってもよいことです。もし気になったものがあれば、衝動でポチってみてはいかがでしょうか?時計は長く身に着けるものなので、「いい買い物したなぁ〜」という満足も長続きしますよ。
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