閃光のハサウェイの予告を観て思ったこと~比較してしまうGジェネ・ゲーム版~

ごいちです。

今回は2021年5月7日より全国公開される映画『閃光のハサウェイ』についての記事です。

先日予告編が公開されました↓

 

Gジェネレーションをプレイしてマフティーに心を鷲掴みにされた筆者からすると非常に気になる今回の映画。

Gジェネ版は原作再現・ハサウェイ役の佐々木望さんの演技・音楽と非常に評価が高いゲーム化となっていましたが、今回は実際どうなのか?

GジェネFからのファンとしての不安と楽しみが入り混じった気持ちを書いていきます。

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閃光のハサウェイについて

皆様は閃光のハサウェイをご存じですか?

原作は1989年から1990年にかけて刊行されたガンダムシリーズの小説になります。

ちなみにガンダムのノベライズは数多く出ていますが小説なだけあって『大人向け』の練り込まれたシリアスなストーリーで人気があります↓

待望の劇場版化

何故、今更そんな古い小説が劇場版化されるのか気になる方も多いかと思います。

ガンダムシリーズ40周年記念ということで、宇宙世紀のガンダム作品である『ガンダムUC』以降の作品を取り上げる企画の中でスポットライトが当たり、制作されたようです。

それもそのはず、この閃光のハサウェイはちょうどUCの物語の中心となったラプラス戦争が起こったU.C.0096の9年後、U.C.0105に起きた紛争を描いた作品になっているため、時期的にはまさにピッタリです。

また、『閃光のハサウェイ』はこれまでアニメとして映像化はされていなかったものの、ゲームにおける原作再現の評価が非常に高く、ガンダムファンの中ではアニメ・劇場版化を望む声が多かった作品でもあります。

ストーリーの大筋が異なる小説版

小説版の作品はアニメや劇場版とはストーリーの大筋やキャラの行く末が異なっている場合があり、

(一番わかりやすい例だとZガンダムのカミーユが正気のまま終わるかなど大きく異なるケースがある)

どの作品を正規の歴史と捉えるかによって、今後の作品展開が変わってくる可能性があります。

(劇場版Zはアニメ版ZZに繋がらない・・・など)

今回の劇場アニメは、小説版の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(逆襲のシャアのパラレルワールド)の続編にあたる『閃光のハサウェイ』原作小説版とは異なり、劇場アニメ版『逆襲のシャア』の続編として制作されたようです。

そのため、話の大筋が原作とは大きく変わってくる可能性が高いです。

そういう意味では、マフティーの行く末に救いがあるか(カミーユのように)など、

結末について気になる点がかなりあります。

また、ハサウェイの作品としての人気の原因となったゲーム版から音楽や声優を映画で変更する点も心配です。

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クォリティが高すぎたゲーム版閃光のハサウェイ

驚きの再現が行われた『GジェネレーションF』版

個人的には、GジェネFで初めて『閃光のハサウェイ』を観た時の衝撃が忘れられません。

小説原作ならではの生々しいストーリー。

ハサウェイの声優である『佐々木望』さんの青々しさが残りつつシリアスで緊迫感のある声。

ギギ・アンダルシアの神秘性。

ゲームが初出であるテーマソング『その名はマフティー・ナビーユ・エリン』のクォリティの高さ。

全ての質が高く、GジェネレーションFを制作したスタッフのガンダムへの愛の大きさと制作力・企画構成力の高さに驚かされ、

そのままアニメ化してくれ!と当時は願ったものでした。

(そういう意味ではファンとしては待望の劇場版化でした・・・後述するような大幅な変更がなければ。)

↓曲はこちら↓

曲の迫力と、疾走感、悲壮感が見事に作品、いや、マフティーとマッチしています。

同じような感情を抱いたファンが多かったらしく、

この『Gジェネレーション』で使用された音楽は、細かいアレンジをされつつ続編やその他のゲーム(スパロボやVSシリーズ)でも使用されることとなり、『閃光のハサウェイ』は、未映像化作品ながら作品としての知名度・人気を誇る作品となりました。

上記のような経緯があった一方で、上記の『人気の大きな要因となった音楽・キャスト・ガンダムのデザインを一新する形=フルリニューアル』で劇場版が発表されるようになりました。

サンライズのプロデューサーである小形尚弘さんが、キャスト変更の目的について『次の世代がちゃんと見られるように』『世界戦略を見据えた制作上の理由』で行われたという内容を語られていました。

ごいち
エゴだよ、それは!
イヴィちゃん
ごいち!懐古厨などは地上のノミだとなぜわからんのだ!

今回新しく発表された声優さんは最近の人気声優さん達ですから、

いわば次世代のファン獲得のために懐古厨や古参ファンやゲームファンが切り捨てられた形になります。

そのため自分のように声優変更を残念がったファンも多く、結構炎上しました。

ハサウェイ=佐々木望さんのイメージが強かったゆえに残念

ゲームによって『ハサウェイ』のイメージを形成した自分にとっては、声も込みでハサウェイを認識していたため、たとえ声がマッチしていたとしても違和感を感じてしまう可能性があります。

元々演じられていたハサウェイ1代目の佐々木望さんの演技も非常に素晴らしかったため、それを超えることができるのか?既につくられた美しい固定観念を上書きすることができるのか?

非常に不安な面があります。

アムロやシャアが声もセットで認知されているのは、作品において声が非常に重要だということを意味していると思います。

劇場版が公開されるということに喜びつつ、今後のゲーム展開では劇場版の声優陣や楽曲が使われる可能性が高い・・・と考えると、ゲームでつくりあげられた『閃光のハサウェイ』の世界観が好きだった懐古厨としては、少し残念な面があります。

イヴィちゃん
え・・・『その名はマフティー・ナビーユ・エリン』使われないの!?あの曲と佐々木さんの声ありきの劇場版じゃないの!?
ごいち
・・・・人の犯した過ちは、マフティーが粛清する!!

一新して新規ファンの獲得を目指すならば、ハサウェイでなくてもよかったのでは?

小説が原作のマニアックなタイトルで古参切り捨てって価値あるのか?

まあ変更は仕方ないってことだろうけど、なんでもいいから楽しいのつくってくれ。

というのが個人的な意見です。

今回の劇場版化で、旧来からの『閃光のハサウェイ』ファンは一喜一憂しましたが、今回の劇場版化自体、そもそもが旧来からのファンに向けたものではなく『UCからの繋がり』ありきの企画が元になっているため、色々と新しくなるのは仕方ない面もあります。

ごいち
わかっているよ!だから!世界に新しいガンダムの光を見せなきゃならないんだろ!

ただこうしたモヤモヤも公開された作品が面白ければ全て良い方向に転じるものだと思うので、

もはや、劇場版がつまらなくならないことを祈るのみ。

原作のストーリーは優れているわけですから、つまらないということはないと思いますが。

予告映像の感想

先日予告公開された予告映像を観て。

  • 音楽も含めユニコーンの世界観にかなり寄っている
  • 一新された声優さんの演技は素晴らしい(さすが人気声優)
  • レーン・エイムの目の色とかキャラデザかなり変わったな
  • ケネスはもはや人種も違うけどこれどうなんだ
  • なんだかんだいって面白そう

総評

なんだかんだいいつつ結局観ちゃうんだよね。

閃光のハサウェイが登場するゲームです↓

※その他エクストリームバーサスなどにも出演していますが、基本的に音楽や声優はGジェネベースになっています。影響力が大きいですね。

これを機に原作を読み直してみてはいかがでしょうか↓

映画の感想はこちら

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