ハロー・プロジェクトの人気アイドルグループ『Juice=Juice』が2024年5月15日にニューシングルを発売します。
10年以上活動を続けてきたJuice=Juiceの最後のオリジナルメンバーでもある植村あかりさんの卒業ということもあり、トウキョウ・ブラーのMusic Videoの衣装や全体のカラーが彼女のメンバーカラーであるメロン🍈色だったりと卒業を意識させるシングルラインナップになっています。
トウキョウ・ブラー
作詞・作曲・クレジット情報
- 作詞:山崎あおい
- 作曲・編曲:Erik Lidbom
- MV Director:YOUYOU
自分も大好きな楽曲であるPOPPIN’ LOVE(Youtubeはこちら)でもおなじみのスウェーデン作家×山﨑あおいさんのコンビ!
あおいさんは大人の女性の芯の強さと人間味を感じさせる歌詞が多く、ハロプロに歌詞や楽曲提供をする作家の中でも個人的に好きな方です。
Juice=Juice×山﨑あおいは最強なんだ!(プライド・ブライトの武道館ライブ映像はこちら)
MVについてはロケや場面転換が少なくシンプルですが、メンバーの魅力が引き立つ画の美しさが印象的。植村あかりさんのメンバーカラーのメロン🍈色がセットにもふんだんに取り入れられています。ポップな色合いのメロンですが、そのポップな色使いが上品で甘く、背伸びしながらも前を向くこの曲の女性の切なく甘い雰囲気とよく合っていますね。
各作家コメントと歌詞のレビュー
デモ音源を聴いてすぐに「夜で、都会で、Juice=Juiceだ」と感じました。そのイメージのまま、新メンバーも含めた皆さんが、ちょっとだけ背伸びして素敵に歌うための歌詞をと思い、書かせていただいております。 ブラーは「blur」です。 曲を通して鮮明になっていく自分の気持ちと、反比例して涙で滲んでいく東京の夜景と、その対比を楽しんで聴いていただけたら嬉しいです! - 山崎あおい -
ブラーはすりガラスからみた光景のように滲む光景=涙で滲んでいく夜景のイメージということです。
別れを意識させる恋愛ソングになっていますが、意識して歌詞を聴くと遠まわしに卒業を意識させる曲になっているように聴こえてきます。
環状のストーリー 抜け出すとき その次の角で
新しい私で 新しい朝 見にゆこう Graduation 後ろ髪そっと 撫でる 夜風
ついつい 無理する 胸騒ぎに 酔ってる 五つ星 手放して 一番星を目指す
特にこの五つ星手放して一番星目指す、という歌詞は、オリジナルメンバー5人でつくり上げてきたJuice=Juiceから、新しいメンバーでまた新たなJuice=Juiceをつくりあげて一番を目指す、という決意のようなものを感じます。段原瑠々さんの落ちサビの表情が・・・・凄すぎる。
歌割についても、明確に「卒業後」を意識しているもの(段原瑠々、ゆめりあい中心)と自分は感じました。
直接的に卒業という言葉を使わずに、別れの切なさと卒業を哀しさを重ね合わせるやり方に、山崎あおいさんの力を感じました。
楽曲のメロディーもイントロからドラマチックで、これまでプラスティック・ラブなどの切ない大人のシティーポップを表現してきたJuice=Juiceならではの切ない別れの曲になっていますね。
自分はこの「別れ」の切なさと植村あかりさんの「卒業」を重ね合わせてしまい、聴きながら反射的に涙が溢れてくるようになりました。(年だな・・)
ナイモノラブ
こちらは大きく雰囲気が違う挑戦的な一曲。
可愛らしい歌詞とMVになっていますが、サウンドはギラ―中心に攻撃につくられており、ライブ映えする楽曲になっています。
注目すべきは歌割。トウキョウ・ブラーが段原瑠々・ゆめりあい中心になっている一方で、この楽曲は卒業をする植村あかりさんとこれからを背負っていくエースである井上玲音さんに加え、これまで歌割がふられることが少なかった遠藤あかりんご🍎、石山さくらち🌸にも歌割がふられています。
クレジットをみてもJuice=Juiceとしては新しい作家を起用しており、グループを次のフェーズに引き上げていくための挑戦的な意味の楽曲だと感じとりました。特に遠藤あかりんごとさくらちには長尺のソロ歌唱の歌割がふられており、ライブの度に成長していく姿を観る愉しさが増しました。二人の成長今後も楽しみですね。
作詞・作曲・クレジット情報
- 作詞:SUIMI
- 作曲・編曲:渡辺泰司
- MV Director:青木亮二
SUIMIさんは個人的には知らない作家さんでしたが、アクセサリー屋などもやっており可愛らしい楽曲を得意とする作家さんのようですね。
ちょっと面倒くさくて可愛い・・・でもJuiceならまあ許してしまうな、そう感じさせてしまう楽曲ですね。
MVはスタジオ撮影で、FUNKY FLUSHINなどと似ている構成ですが、途中で謎のジャージシーンが入っていたりと歌詞とシンクロしているのかしていないのかよくわからない構成。色合いは彩度がかなり強めでビビッド、MVでは「メンカラ風」になることもあったJuice=Juiceですが、こちらのMVでは待望のメンカラ衣装!カラフルで可愛らしいMVになっています。
各作家コメント
ナイモノをねだって、ナイモノを数える。 時々誰かと比べてしまったり。 感情を爆発させながらも欲しているのは、可愛らしい物やちょっとした言葉だったり。 恋人なら、少し面倒だなぁ…と思ってしまいそうですが、それも好きだからこその期待と感情なのかなと。 そんなワガママも、どうか丸ごと受け止めて欲しい!Sorryーーー! と思いながら描いた、面倒くさくてカワイイ “LOVE SONG” でございます。
- SUIMI -
どっしりと重心が低めな音像で作った攻撃的なトラックや主旋律のメロディーで揺るぎない強さを持つ女性像を。 一方、副旋律であるオブリガードはとてもかわいらしい女の子の気持ちを表現しました。 イントロから入っているギターのリフは、弾いてくれた山田恭央さんに何度も弾きなおしてもらい一緒に細部まで拘りました。 Juice=Juiceの楽曲を手がけさせていただくのは初めてで、この機会を得たことを光栄に思います。 みなさんに楽しんで頂けると嬉しいです。
- 渡辺 泰司 -
トウキョウブラー/ナイモノラブ/おあいこ 詳細情報・特典など
初回生産限定盤
- 【初回生産限定盤A】 HKCN-50793 ¥2,310 (税抜価格 ¥2,100) 特典:BD付
- 【初回生産限定盤B】 HKCN-50795 ¥2,310 (税抜価格 ¥2,100) 特典:BD付
- 【初回生産限定盤C】 HKCN-50797 ¥2,310 (税抜価格 ¥2,100) 特典:BD付
- 【初回生産限定盤SP】 HKCN-50799 ¥3,960 (税抜価格 ¥3,600) 特典:BD付
初回限定盤SPには2023年のロッキン映像がついてます。
自分も参戦したんですが、豪雨で中断からの再開といったロケーション、ヲタクのテンションの上がり方、音質、メンバーのコンディションや衣装、セットリストとこれまでの数々のアーティストのライブ経験の中でもベストに入る最高のライブでした。高画質高音質で観られるブルーレイ版は永久保存版になると思います。
自分は迷わずSPから買いました。
レポはこちら↓
上の記事を動画にしてまとめたもの↓
その他ABCにはメイキング映像がついてます。どれも必見。
通常盤
- 【通常盤A】 HKCN-50801 定価 ¥1,400 (税抜価格 ¥1,273)
- 【通常盤B】 HKCN-50802 定価 ¥1,400 (税抜価格 ¥1,273)
- 【通常盤C】 HKCN-50803 定価 ¥1,400 (税抜価格 ¥1,273)
特典:トレーディングカードソロ10種+集合1種よりランダムにて1枚封入 (通常盤A:トウキョウ・ブラー Ver.) (通常盤B:ナイモノラブ Ver.) (通常盤C:おあいこ Ver.)
カード何気にかなり豪華。
その他関連
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