30代で転職。面接の流れや必要な事前準備について

こんにちは、ごいちです。

しばらくブログ更新をお休みしておりました。

理由は、転職活動です。

仕事をしながら転職活動を行い、無事第一志望の企業に転職することができました。

(未だに、テレビやYoutubeで転職グリーのCMをみる度に少しドキッとしますw)

今回はそんな自分の経験をもとに、これから転職を検討される方に助言できればと思います。

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30代で転職を決意した経緯

30代に突入。

自分の友人は一部上場企業で人事になったり、MBA取得のため会社の金で海外に行ったり、独立して世界を転々としていたり、テレビ番組の脚本をやったり映画を企画したり・・・と、どんどん活躍の場を拡げる人間も出てきた(そうでない人もいるが)

多くの人間にとって、30代以降は「何の仕事をしているか?」或いは、「何を成しているか?」で評価される。

これがアラサーの現実。

飲み会に行っても、初対面と話しても、必ず出るのは仕事の話題。

仕事の話題が薄いと、会話が途端に全て薄っぺらくなる。

・・・自分は?

と、考えた時。

話題としてつまらない仕事をしていることを実感した。

自分は、今の仕事、今の収入、今の生活に満足しているのか問いかける。

──答えは明確にNOだった。

「転職」の2文字が頭に浮かんだ。

皆さんはどうですか?

資産形成の最適手段は「節約」「副業」ではなく「転職」

転職を決意する前に、収入を増やすため、また何か成果をあげることで自己肯定感を高めるため、思い浮かぶことに片っ端からトライしました。

副業として友人の会社のHP制作をしたり、ブログを100記事以上書いたり、Youtube動画を100以上投稿したり、ポイ活をしたり、メルカリで不用品を処分したり、ふるさと納税を利用したり、楽天証券で積立NISAをしたり・・・。

もちろん効果的なものもあったが、削減できた支出やいただいた収入に対し費やした時間を考慮すると、時給換算で1,000円は到底いきませんでした。

Twitterなどでは「せどりで年収〇万」「楽々副業~」といった謳い文句をよく目にするが、そんな簡単に月数十万生み出す方法などない。あんなものは殆どまやかしです。

実際にトライした上で断言するが、副業の収入でコンスタントに月10万以上~稼ぎ続けるためには相当な覚悟と時間を費やす必要があります。

マルチ商法も同じ。

時間に余裕のある主婦やフリーターならまだしも、フルタイムで働くサラリーマンにとってはなかなか厳しいです。

一方で、計画的に転職をすれば、現職と比較して年収を数百万増やすことは可能です。

そしてそれは、副業でそれを成すよりも遥かに再現性が高く、現実的な方法だといえます。

自分も転職することにより、現職よりも3桁万年収が増えました。

そして、自分が転職のために費やした時間は、副業のために費やした時間よりも遥かに少なかった事実があります。

転職活動でつらかったこととその対処法

自分が転職活動で辛かったことは以下の3点。

  1. 現職への罪悪感
  2. 面接準備などの単純な時間・精神的負荷
  3. 面接で自分が評価される=落ちた時に自己肯定感が下がる

現職で後輩に仕事の助言を行ったり社長に経営の助言を行ったりする度に「でも自分、近いうちに転職するつもりなんだよなあ」といった罪悪感に苛まれました。

周りに転職活動中であることを伝えられないのもツラいものがあります。

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過酷な面接ラッシュでの精神消耗とその対処法

転職の場合は1社あたり2~3回面接を行うのが普通で、自分は複数社受けたため、休日や仕事終わりにかなり多くの面接をこなすことになりました。

エージェントの方を通していた関係で、現職で仕事をしながら、金曜日仕事後にエージェントの方と面接準備、土日にウェブテスト、翌週の月曜日に休みをとって3社面接、火曜日夜にエージェントの方とフィードバック・・・といった鬼スケジュールをこなす日も。

休みの日に面接を入れた場合、休日が休日でなくなります。

いきなり一週間後期限でウェブテストを受けさせられたこともありました。それまでロクに準備していなかったので仕事帰りに一夜漬けで勉強して挑むなど・・・(キツかった!特に玉手箱!)

そうした過酷な日々を乗り切るコツは、「短期間にまとめる」ことと「なるべく楽しむ」こと。

ダラダラと長期でやるとメリハリが無くダレてきてしまいます。

転職活動の採用フローはどの企業も似たり寄ったりで、質問や回答も同業種の場合は似通ってきます。

1月時点と6月時点では職務経歴書の内容が変わってきてしまう可能性もあります。

短期間で終わるよう複数企業を応募してスケジュールを詰め込んだ方が、準備もまとまるため結果的に楽になる場合が多いです。

面接に落ちて病まないための心構え

面接の精神的負荷はかなり大きいのでメンタルが強くない人間は心構えによる対処が必要です。

面接中の緊張感によるストレスはもちろんですが、特に落ちた時はそれまでの人生を否定されたようで辛いものがあります。

自分は打たれ強い方だと自認していますが、それでもダメだった時はかなり落ち込みました。

「あの時ああ話しておけば・・・」

と、落ちた後にタラレバがたくさん頭に浮かんだり。

そのタラレバ、次に活かしましょう。

ということで、まず第一志望ではなく何社かジャブで受けておくことをお勧めします。

ジャブの会社が落ちても「練習だからな」と受け入れやすいです。

自分の場合最初の面接は面接慣れしていなさすぎて声が震えたりで普通に駄目でした。

練習として捉えれば、そこで失敗した場合は次以降に活かしていくことができます。何度かやると慣れてきますよ!

面接に落ちまくって不安が強まった時の対処方法

転職では即戦力を求められることが多いため、今までやってきた仕事や企業の市場価値が想定よりも低く希望年収に追いついていない場合は、落ちまくる可能性があります。

その場合は「ダメかもしれない・・・」という不安感よりも「今回駄目だったから改善して挑もう」とプラスに転化するのがオススメ。

一旦メタ認知として自分の市場価値を改めて見直してみるのも良いかと思います。

不足する能力経験等自覚した場合、資格を取るなどして価値を高めてみて挑むのも手です。

自分は一つ希望職種に最適な資格を取得したため、多少転職活動がスムーズになりました。

新卒と比較して一発勝負ではなく「ダメだったら来年リベンジ」といったことも可能なのが転職のイイトコロ。

転職面接の流れ

自分の場合業種が偏っていたのもあり全てリモート面接でした。

そのため面接ハウツー本でよくあるノックや入室の作法、服装のマナーなどなど、形式的に準備が必要なものは殆どありませんでした。

また、IT業界だったのもあり履歴書が必要なところも少なく、職務経歴書と面接のみで評価されました。

ウェブテストは玉手箱や独自のテストを導入しているところがありましたが、玉手箱に関しては事前準備の時間が短く辛いものがありました。

肝心の面接ですが、どの企業も流れはほぼ一緒で以下のようなものでした↓

  1. 自己紹介(1分程度)
  2. 企業側からの企業紹介
  3. 転職理由
  4. 志望動機
  5. スキルや経験に関する企業側からの質問
  6. 希望年収・ポジションに関して
  7. 逆質問

ほぼ上記のような流れでした。

希望年収は通過において最重要項目

転職において受かるか受からないかはぶっちゃけ「能力(スキル・経験)と希望年収が相手企業の用意できる年収とマッチングするか」ただそれだけです。

⑥の回答次第で合格率が0%になることもあり得ます。

自分の場合希望年収が現職以上で、その場合「大企業では中堅程度の役職」「~100名程度の企業ではマネージャークラス」に値する年収だったので、普通にベンチャーで落とされて大企業で面接通過する、といったことがありました。

つまり、即戦力マネージャークラスとしては少し厳しいと判断された形になります。

経験上それは納得でした。

相手型の企業のポジションごとの平均年収などは予め見た上で、自分がどのポジションでどの年収を希望するかを伝えると良いと思います。

ここが合わないと、面接の感触が良くても普通に落ちるハメになります。

ですが、そもそもの面接の動機が収入アップの場合は「現職以上」は譲れないポイントの場合もありますよね。

希望と合わない条件で通過しても意味がないので、自分の希望を正直に伝えることも大事です。

面接のコツなどの情報はあまりアテにならない

Youtubeなどで「受かりやすい逆質問」みたいな対策ハウツーのノウハウが多数転がっていますが、自分の実際の面接と大きく異なる内容がかなりありました。

業界によって求められる内容が違うので、対策する上でもそこは考慮した方が良い点です。

「転職面接のベスト回答」みたいなもので自分の能力をぼかして入社しても後々ロクなことにならないかと思います。

あくまで自分の人生を向上させるため、より相性が合う企業とマッチングするための転職活動だと自覚した方が後々働く自分のためになるかと。

退職からの転職は「転職理由」が前向きになりづらくきつい

退職してから転職して空白期間が生じる方は③の転職理由の説明が前向きになりづらくキツくなります。

例えば現職がブラックだったため辞めた場合は企業選択のスキルが低い、ストレス耐性が低い、人間関係構築能力が低い等判断される可能性もあります。

また、採用側にとって「何か社内で事件を起こしてクビになった可能性がある人物」を採用するというリスクにもなります。

そのため、転職活動が大変でも「在職しながらの転職活動」の方が面接上は圧倒的に楽です。

働きながら転職活動をする場合「キャリアアップ、スキルアップ」等前向きな理由をつけやすいからですね。

自分の場合③は経験を活かせる場がある点とその分野において成長・キャリアアップしたい旨を重点的に説明しました。

志望動機に関してはあまり細かく聞かれるケースが少なかったです。

逆質問は準備が必要

面接自体は会話のキャッチボールで質問に回答していくだけなので楽でしたが、一番キツかったのが逆質問です。

完全にこちらからボールを投げる形になるため事前にある程度準備が必要です。

例えば1時間面接時間があるとして、30分で①~⑥が終わってしまった場合などは残り30分をどう使うか考えることになります。

「何か質問したいことはありますか?」⇒質問⇒回答⇒「ほかに何か質問したいことはありますか?」

時間いっぱいまでこれが繰り返される場合があります。

あまり早く切り上げるとやる気がないように思われる?ギリギリまで時間を使うと配慮がないと思われる可能性がある?

など色々考えてしまいました。

また、相手方が時間をみて打ち切ってくれないケースが多く、

例えば19時までの面接時間が用意されていたとして、18:58分に「ほかにまだ質問したいことはありますか?」

と言われた時など迷うことがありました。

当日緊張して用意しておいた質問がぱっと出てこないこともありました。

質問は実際に働く方から情報を入手する重要な機会ですから、質問内容をメモ化して面接中に開いておく等すると良いかと思います。

エージェントを通すべきか?

自分はエージェントを通しましたが、企業側との履歴書・職務経歴書のやり取りから面接日程調整まで全て行ってくれるため、スケジュール管理が非常に楽でした。特に企業とのメールのやり取りは自分でやるとなると文章校正等含めてもかなり負荷が高いと思います。

またある程度企業の情報を持っているため、事前準備のアドバイス等行っていただけたため非常にスムーズに転職活動を終えることができました。

希望する会社に合格した際は一緒に喜んでいただきましたし自分にとっては非常にありがたい存在でした。

デメリットとしては、エージェントの中間マージンはかなり大きい場合が多いので、受ける業界や企業が明確に定まっている場合は直接受けた方が企業側の負担は少ないです。また、小さな企業の場合はエージェントへの支払い額負担が大きいため採用の手が鈍ってしまう・・・といった可能性はおおいにありますね。

なので、自分の受ける業種や企業のボリューム感を考慮した上で検討するのが良いかと思います。

まとめ

副業・節約に多数チャレンジしてきましたが、そうした試みと比較して転職は最も効率が良い収入アップ方法でした。

日本では生涯雇用の意識が強い方も多くいらっしゃいますが、生活向上や資産形成を考えるのであれば、転職を選択肢に入れてみてもいいのではないでしょうか。

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