juice=juice 『 プライド・ブライト 』MVと歌詞の考察・解説

皆さんこんにちは。最近ありあまるハロプロ熱から、ブログを乗っ取りつつあるあおとです。w

2023年7月12日発売の『juice=juice(ジュースジュース)』のニューシングル『プライド・ブライト』もう聴きましたか?

個人的に楽曲の披露タイミングやグループの雰囲気、歌詞の個性、音楽性の高さ、キャッチ―さのバランスが高次元で、早くも今年のベストソングになりつつあります。

 

是非聴いてほしい!

カッティングっぽいギターと、疾走感がありゴリゴリ鳴っているベース。ドラマチックなメロディー。途中で挟まれるロマンチックなCメロから、畳みかけるような大サビ。ドラムも遊びが効いていてカッコいいですね。

歌メロが同じ部分でもそれぞれ演奏が変わっている点も面白いです。個人的には頭のサビから入りABメロときてサビに入ったときの「予定調和のキスはしない」のところのギターのフレーズがとても好きですね。

鈴木俊介さんの編曲と山崎あおいさんの歌詞・作曲とjuiceがかなりいい具合にかみ合っているように感じます。

さて、このクソカッコいい楽曲のMVにて「なんでマネキン?」「衣装がバラバラなのは何で?」などとコメントがみられたので、個人的な注目ポイントとMVや歌詞の考察していきます。

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歌詞の考察:リアリティが刺さる

主人公=葛藤がありながらも「好き」に流されない誇り高き女性

「アイドル」が歌う楽曲の女性象は、男性にとって都合の良い女性像(か弱い、甘えん坊など)・・・といった描かれ方をすることも多いと思います。

ですがこの曲は違います。

この曲の主体である女性はむしろ男性にとっては扱いづらい「自立した女性」として描かれています。

「飾りじゃないのよ涙は」級の強さと、その裏側にある悲哀を感じます。

このMVの女性が付き合っている男性は、ケジメといって他の女に会いに行くようなクソ野郎(しかも多分モテる)。

ですが、主人公の女性は自尊心を守るためにこの男性の「愛してる」を跳ねのけます。

とはいえ、この主人公に関しても迷いはなかったわけではなく、友人などに恋愛相談した際には

「一番だから良くない?〇〇は欲張りすぎ」

といったようなことを言われたて悩みもしたことが想像できます。

世界に一つだけの花のように「ナンバーワンにならなくてもいいもっともっと特別なオンリーワン」といった価値観もある世の中ですが、

この女性は「一番好きでいてほしいし、オンリーワンでもいたい」と考えている。

だから他の女に会いに行ったこの男性(彼氏)のことを許せないわけです。

その価値観って欲張り?幼い?

と、曲の途中では少し悩み葛藤する様子が描かれています。

ただ強いだけでなく、好きでいたい感情と自分のプライドの中で揺れ動く葛藤が登場人物象を浮き立たせ、これが説得力・リアリティを生んでいます。

見え隠れするロマンチックな恋への憧れに「人間味」を感じる

また、「重力逆らう情熱 触れたら二人だけの宇宙」(個人的にメロディーも相俟ってこの楽曲の中でとても好きなフレーズです)の部分では、恋のロマンチックな側面に憧れるような様子も描かれています。

強々に見える女性も、恋で悩み揺れ動く一人の人間であることがわかります。

・・・ここに共感する女性も多いのではないでしょうか。

ただ、主人公は誇り高くありたい女性なので、「替えがきく着せ替え人形」的な存在じゃねえ。舐めんな、私は私だ、と自分の意志をもって跳ねのける。

これはダンスの振付にもよく現れていますね。

この主人公の女性の意志の象徴がMVにおける色の濃いリップだと思います。

(恐らく相手の男性もこれまで数多く経験してきたであろう)よくある展開でいえば、「予定調和のキス」と「愛してる」で仲直りするところ、

「愛してる」って今更嘘みたい 嫌い 私は (ここで切なく強い表情のれいれいが歌い上げるところが圧巻です)

それをせずに別れて自分のプライドを守るツヨツヨさ!!

この「葛藤がありながらもダメ男に流されない、意志をもった強い女性像」が実に現代的で、juiceの気高さ、カッコよさとすごく合っていて素敵だなあというのか個人的な意見です!

「あなたにだって渡せなかったプライド」という歌詞が個人的にとても印象的ですね。

この歌の主人公に、プライドを「渡せる」だけの価値がある男性がいつか現れることを祈りつつ。まだそれは先の話ということで・・・

では歌詞についてはここまでにして、続いてMVについて。

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シーンによって違うリップの色

メンバーのリップのカラーがかなり特徴的な今作。

「予定調和のキスはしない」という歌詞から来る通り、キスを準備していたらなかなか塗らないであろうかなり発色とグロスの強いリップを塗っていることで、この歌詞の主人公の女性の流されないという強い「意志」や「決意」をあらわしているものと思います。

ここに関してはMVのコメントでも気が付いている方は少なかったのですが、それぞれの場面によって、同じメンバーでもリップのカラーが違います。

わかりやすいメンバーで比較画像を作ってみました。

工藤由愛さんのリップ
工藤由愛さんのリップ
植村あかりさんのリップ
植村あかりさんのリップ

※リップシーンをキャプチャしていて気が付いたのですが、植村あかりさん、どのシーン切り取っても美しすぎます。。。

唇をかむようなシーンがあるんですがここもとにかく美しい。

ブルーブラックのような髪色は珍しい感じがしますが、かなり似合っていますね。

遠藤彩加里さんのリップ
遠藤彩加里さんのリップ
段原瑠々さんのリップ
段原瑠々さんのリップ

光の加減だけでなく、明らかに色相も異なっているように見えます。

ピンクっぽいもの、パープルっぽいもの、濃い赤など・・・メンバーそれぞれのリップの色に注目してみると、このMVが更に楽しめますね。

衣装とメイクはマネキンを意識

普段と比べてかなりカラフルで統一感が全くない衣装と、白が濃いめのメイクになっています。

マネキン風な江端妃咲さん
マネキン風な江端妃咲さん

これに違和感を感じた人はたぶん正解で、これはおそらくこのMVに出てくるマネキンと同様、着せ替えができるという意味でのマネキンを象徴していると思われます。

そのマネキン風の雰囲気があることで、濃いリップと力強いダンスが際立つといった効果がありますね。

個人的に好きな振り付けなど

No.1&only1をあらわす指
No.1&only1をあらわすひとさし指
予定調和のキスはしない
予定調和のキスはしない

カッコ良すぎる。

後ろのあーりーとりあいちゃんもスタイリッシュで決まってます。

予定調和のキスはしないえばたん
予定調和のキスはしないえばたんw

(個人的にめっちゃ好きです)

予定調和のキスはしない里愛様
予定調和のキスはしない里愛様

唇のところから「ポイッ」とする振付が個人的にめっちゃツボです

(まーちゃんの泡沫の頭まわしてみたいな、手癖みたいなセンスを感じる振りつけ)

マッスルポーズ
マッスルポーズ

つよつよだwww

こういう振付だといちかちゃんとタコちゃんの力強いダンスが映えますね。

ブチギレポーズ
ブチギレポーズ

そんな中でも個人的にこのMVでものすごく気になったところ、ここ!

ここのあかりんごがスタイリッシュでめっちゃいい。怒っているような雰囲気で、面白い振付ですよね。

というか赤のパンツスタイルがここまで似合う10代マジで稀有だと思う

こぶしイズムを感じるれいれい
こぶしイズムを感じるれいれい

「私は~!!」のところの強さにこぶしイズムを感じます。強くてカッコイイ女性が似合うれいれい。

それにしてもるるちゃんカラーのオレンジ衣装もめちゃくちゃ似合ってますね。

強すぎるセンターりさち
強すぎるセンターりさち

イニミニマニモの時はランドセルを背負った子供に見えたのに、このMVではめちゃくちゃつよつよで最高でしたね。

ここからの一連のダンス、顎クイッもめちゃくちゃカッコいい!

本当にどのメンバーも見せ場があり、見所満載のMVになってますね。そしてライブパフォーマンスはこれを更に超えてきたから驚いたもんだ。

メンバーカラーの背景

これはファンサービス的なものだと思いますが、ゆめりあいの場面で一部背景がメンバーカラーになっているところがあり、全体的にカラフルな衣装にも関わらずメンバーカラーは身に纏っていないメンバーがいる中で、ゆめりあいはメンカラ背景&メンカラっぽい衣装になっていいてシンメ感が強調されています。

ゆめりあいの背景がメンバーカラー
ゆめりあいの背景がメンバーカラー

加入順のクローズアップ

3:34分から(https://youtu.be/wrucm-6MqgE?t=214)のそれぞれのクローズアップシーンですが、植村あかりさんから順に加入順にアップされていってます。

細かいですがこういう遊び心、いいですよね。

映し出される度に感じる頼もしさ、強さ!

今のjuiceの最強感が伝わってきます!

今年はTIFとロッキンといったフェスにも出場しますが、そうした場面で新規のファンを獲得できる楽曲だと思います!

自分も毎日のように再生してます。

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今回の記事を動画にしてまとめたもの↓

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